知らないと危険フリー素材を選ぶときの注意点

2024.03.14

web制作の基本

#webサイト

webサイト制作における画像の立ち位置とは “アクセスしたユーザーに対してインパクトを残すため”といえるでしょう。web制作を行う人であれば、フリー素材画像を提供するサイトを何度か利用したことがあると思います。最近ではフリー素材画像を提供するサイトが多く見られ、その手軽さゆえに広く利用されています。しかし、使い方に気をつけないと問題に巻き込まれてしまう可能性があります。そこで今回は“フリー素材を選ぶときの注意点”について紹介していきたいと思います。

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フリー素材を選ぶときの注意点

個人利用
ここでいう個人利用とは非商用利用を指し、私的または個人的に使うこととしています。 “対価の支払いを受けない場合”や“成果物を目的としない場合”、“商業的サービスの提供を目的としない場合”がこれに該当します。イメージとしては利益を目的とせず個人で運営しているサイトやブログなどです。
商用利用
フリー素材の商用利用とは、個人・法人問わず利益を得ることを目的として素材画像を利用することを指します。例えば、素材画像を利用してアフィリエイトで収益をあげる場合などがこれに該当します。その他にも企業サイトでの利用、ブログ上での利用や集客サービスを目的としたサイトでの利用などがあげられます。
商用利用が可能か確認する
商用利用が禁止されている場合、サイトやブログで使用することはもちろんNGですが、個人の利用であってもアフィリエイトと連携することで商用利用として判断されてしまうことがあります。“商用利用可能”と記載されていても、商用利用の場合は有料であったり、ルールが決められていたりするので、確認しましょう。
二次加工が可能か確認する
フリー素材だから加工しても大丈夫と思い込んでいる人が多いかと思いますが、基本的には禁止されています。また、サイトによっては拡大や縮小は許可されていても、縦横の比率を変えるのがNGなケースがあったりするので、フリー素材を取り扱う前に必ず規約内容を確認しましょう。

著作権と肖像権

著作権と肖像権で主張する権利は異なります。
著作権とは撮影者側が主張する権利であるのに対し、肖像権とは写真に写った人が主張する権利を指します。したがってフリー素材に人が写っている場合、この2つを踏まえたうえで注意が必要です。

素材画像に人が写っている場合
いくらフリー素材であっても撮影されたモデルが許可していない写真は使っていけないというのが原則です。したがって素材画像に人が写っている場合、注意が必要です。“モデルリリース取得済み”と記載がある場合は使用しても大丈夫ですが、そうでない場合は肖像権の侵害にあたる可能性があります。

利用方法が決まっている場合があるので、ルールを把握した上で使用しましょう。
また、フリー素材の使用用途によってはモデルのイメージを損ねてしまう可能性があります。二次加工をする場合は、どこまでの範囲が可能なのかフリー素材提供サイトの運営者に確認するようにしましょう。

まとめ

今回はweb制作を行っている人の中でフリー素材提供サイトを使っている人に向けて“フリー素材を選ぶときの注意点”について解説しました。フリー素材は身近にあるといえますが、身近さゆえに最低限のルールを把握していない人が多いように思います。注意すべき点について知らずに利用していると大きな問題に繋がってしまうかもしれません。
また、サイトによって規約は異なるので、サイト運営者に規約を確認した上で利用するようにしましょう。