【保存版!URLの正規化が必要な理由とは。SEO対策と方法を徹底解説】

目次

SEO対策には大きく内部施策と外部施策の2つがあります。URL正規化はSEOの内部施策における基礎的な部分になります。

URLの正規化とは同一Webページ内で内容が重複したページが複数存在する際に、サイト内のどのURLを検索エンジンに評価してもらうのかを示すための施策です。

URL正規化の基礎を理解してURLを適切に最適化することで検索順位の上位を目指していきましょう。

「URLの正規化とは」

URLの正規化とは、同じ内容ではあるがURLが複数あるページを一つのURLに統合する施策です。URLの正規化を行うことでGoogleに評価してほしいページを伝えることができ、SEO対策に有効です。

しかし、URLの正規化を正しく行えていないと、同じ内容のページが複数存在しているとGoogleから評価されてしまい、検索順位が下がったり、ペナルティを受けてインデックス削除につながりやすくなります。

「URLの正規化が必要な理由」

URLの正規化が必要な理由は大きく4つあります。

・重複コンテンツをふさぐ

・クローラビリティを改善する

・被リンクが分散させない

・トラッキング分析を簡単にする

「重複コンテンツになる」

URLの正規化が必要な理由の1つめは、重複コンテンツを防ぐためです。

重複コンテンツとは、タイトル名やテキスト文章などのページを構成している内容がほぼ同じコンテンツのことです。

ユーザーからすれば違うURLからページ遷移したはずなのに同じ内容のページが表示されてしまうのです。ユーザーの利便性が下がるとGoogleからの評価も下がってしまいます。

「クローラビリティを改善する」

正規化が必要な理由の2つめは、クローラビリティを改善することが出来ることです。

クローラビリティとは、「検索エンジンのクローラーがWebサイトの情報をどれだけみつけやすくなっているか、集めやすくなっているか」のことです。

URLを正規化していないと不必要なクロールが発生し、クローラビリティが低下し、本来クロールされたいページに対してクローラーが巡回できなくなる可能性があります。

そうなると、ページの評価や発見自体もされにくくなり検索順位が下降する恐れがあります。

「被リンクが分散させない」

正規化が必要な理由の3つめは、被リンクが分散することを防ぐためです。

同じコンテンツ内容のWebページがAとBがある状態でURLの正規化を行わなかったら、Webページに訪れたユーザーがAからもBからもリンクしてしまう可能性があります。

被リンクが分散してしまうと、せっかく設置した被リンクの効果も分散するので、その分Googleからの評価を得づらくなってしまうのです。

結果的に、検索順位が上がりにくくなってしまいます。

「トラッキング分析を簡単にする」

正規化が必要な理由の4つめは、トラッキング分析をする際により正確な情報を入手することに役立つためです。

Googleサーチコンソールなどを使用してサイトを分析する際に、重複ページが存在すると、URLデータの抽出量が増えてしまいます。

また、抽出したデータ上では別のページに遷移したことになるユーザーでも実は同じ内容のコンテンツに移動しただけなど、より正確なデータ分析にとって手間になってしまいます。

「正規化が必要な事例」

次はURLの正規化が必要になる具体例を紹介していきます。

SEO対策をしたいWebページのURLが以下の5つの例に当てはまっていないか確認してみてください。

・”www”のありなし

・“html”のありなし

・”http”と”https”の場合

・大文字と小文字の違い

・デスクトップとモバイルでセパレートしている場合

”www”のありなし

wwwが有るのか、無いのかを確認しましょう。

【例】

パターンA:https://www.~~~~~~~~/URL-dym

パターンB:https://~~~~~~~~/URL-dym

パターンAには”www”がありますが、パターンBにはありません。

wwwの有無はSEOで関係ありませんので、どちらか好きなほうに正規化しましょう。

“index.html”のありなし

サイトURLの末尾に“index.html”、”/(スラッシュ)“、”?(クエスチョンマーク)“が有るのか無いのかも確認しましょう。

【例】

パターンA:https://www.~~~~~~~~/url-dym.html

パターンB:https://www.~~~~~~~~/url-dym

パターンAの末尾に“html“が付いてしまっています。

こちらは明確な理由がない場合は何もつけないことをお勧めします。

URLの短縮になりますし、拡張子が変わった際にも利用が可能だからです。

”http”と”https”の場合

http://とhttps://の違いは「s」の有無だけですが、この1文字の違いでも別サイトとみなされます。httpsはサイトのセキュリティが強化されており、サイトの信頼性が担保されます。

【例】

パターンA:https://www.~~~~~~~~/url-dym

パターンB:http://www.~~~~~~~~/url-dym

GoogleはパターンAのhttpsを推奨しており、検索順位の上位を目指すならユーザビリティの観点から「s」ありのほうがよいでしょう。

しかし、運用費や以降などが必要になるというデメリットもあるのでご注意を。

大文字と小文字の違い

大文字と小文字が違うだけで内容は全く同じまたは類似している場合はURLの正規化が必要です。

【例】

パターンA:https://www.~~~~~~~~/URL-dym

パターンB:https://www.~~~~~~~~/url-dym

上記URLには最後のURLの文字が大文字と小文字があります。

大文字小文字のいずれかでも問題ないので、どちらかに正規化しましょう。

デスクトップとモバイルでセパレートしている場合

最後にパソコン用とスマホ用でコンテンツ内容は同じだがURLが異なる場合も確認しましょう。

スマホやタブレット用にドメインやディレクトリを別にして用意している、URLに“sp”が入りパソコンのサイトと区別している、いわゆるセパレートURLと呼ばれるものです。

【例】

パターンA(パソコン用):https://www.~~~~~~~~/url-dym

パターンB(スマホ用):https://sp.~~~~~~~~/url-dym

こちらはパソコン向けページとは別にスマートフォン向けページが存在していることをGoogleに伝えることで正規化になります。

「正規化する方法」

次はURLを正規化していく主な方法を2つご説明します。

・htaccessファイルを使って301リダイレクトする

・canonicalタグを使う

htaccessファイルを使って301リダイレクトする

URL正規化の方法の1つめはhtaccessファイルを使って301リダイレクトするやり方です。

好ましくないURLが表示された場合、301リダイレクトを行い、好ましいURLを表示できるようになります。

この方法はGoogleも推奨している方法になります。

canonicalタグを使う

301リダイレクトが使用できない場合のURLの正規化を行う場合には、canonicalタグを使用して正規化を行います。

例としては、各重複ページの<head>内に<link rel=”canonical”href=”評価を集めたいページのURL”>を記述することが挙げられます。

デスクトップとモバイル版のセパレートURLもこの方法で正規化することが可能です。

「正規化の確認方法」

次にURLの正規化の主な2つの方法を紹介します。

・サーチコンソールのURL検査ツールを使う

・リダイレクトチェックツールを使う

サーチコンソールの検査ツール

URL正規化されているか確認する1つめの方法は、サーチコンソールのURL検査ツールを使用です。

Google search consoleにログインし、左メニューからURL検査をクリックし、調べたいURLを入力することで正規化されているのかを確認できます。

ここでの注意点は、URL正規化したばかりならGoogleにインデックスされていない可能性があるので、正規化をしてから少し時間を空けてから確認しましょう。

リダイレクトチェックツール

URL正規化されているか確認する2つめの方法は、リダイレクトチェックツールの使用です。

リダイレクトチェックツールと検索すると複数のサイトがヒットしますので、そこに調べたいURLを入力すると確認できます。リダイレクト数が表示され、0になっていればリダイレクトがされていなことになるので、正規化されていると言えます。

まとめ

URLの正規化について必要性から具体的な対策までをご紹介させていただきました。URLの正規化とは同じコンテンツの内容のページが複数のURLで存在する場合に、検索エンジンからの評価を集めたいURLに統一することです。URL正規化によってユーザビリティが向上することでGoogleから評価されやすくなり、結果SEO対策になるというわけです。

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