検索エンジン最適化(SEO)初導入

SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のことです。検索エンジン最適化とも呼ばれます。 ウェブサイトの製作や管理をしている方ならば検索エンジン上に自社のサイトが登場どのくらいの頻度、どの位置で表示するかの重要性をよく理解していると思います。

目次

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[1] SEOとは

SEOが必要な理由は検索エンジンからトラフィック(ユーザー)が入って来るだけでなく、能動的に情報を検索する潜在顧客に接近する確率が高くなるからです。また、検索エンジンを通じて自社サイトを訪ねた購入意欲の高いユーザーをより多く流入させる為には、ウェブサイトを検索エンジンのアルゴリズムに最適化をし検索結果上位に表示することが必要になります。

[2] SEOを始める前に

先ずは事前にウェブサイトの現状を把握します。Googleアナリティクスと言うツールを使います。どのような人が・どの地域から・どれほどサイトに訪ねたかを確認します。グーグルアナリスティクスは無料のツールですが、訪問者のデータを3年間保存してくれるので、世界的に使われています。

次は検索エンジンでのSERP(検索順位)調査です。この調査では自分のウェブサイトが関連キーワードによって検索されたときの検索掲載順位がわかります。
手間がかかる作業ですが、自社サイト順位やログ分析から総合的に判断せずにプロジェクトを進めると、サイトの運用が非効率になりがちです。毎回の作業後、その修正による結果を比較し、サイトの改善を進めることが結果的にSEOでは効率的な方法と言えます。

[3] 具体的なSEO方法論

SEOは、導入することで一気に検索結果の上位に置かれると言うファンタスティックな技術ではありません。もちろん、キーワードによっては2~3日の短期間で上がることもありますが、実際の作業では、「仮設->修正->モニタリング->結果」のような試行錯誤を何度も繰り返します。具体的な話を5つの要点に絞ってご説明します。
① コンテンツの量と質を充実させること
最近、話題になっているコンテンツマーケティングに繋がります。これは検索エンジン最適化に対応する最善の道です。
良いコンテンツは、自然に広がって周りに共有されます。また、ユーザー共感を持ったコンテンツも役に立ちます。アルゴリズムがいくら変わっても、コンテンツの質が良ければ、上位を維持することは難しくないでしょう。

② 全てのページが、流入ページになるサイトを作る
ユーザーは必ずしもメインページから入るわけではありません。Googleの調査では、ユーザーが検索をする時、そのキーワードが記載されているコンテンツページが表示されてそのページに繋がるシステムになっています。また、全てのページにメインページへの移動を勧めるリンクを置き、サイト内の’動線’を十分に考えた方が良いです。

③ キーワードを適切に配置すること
本文にキーワードがないウェブページは、検索結果のランクアップが大変です。検索エンジンの場合、ウェブページの内容にキーワードが含まれているかをチェックする為、ページ内に適切なキーワードを置かないといけません。例えば、名刺を販売するサイトでしたら、「名刺」だけでなく、「安い名刺」・「名刺制作」などの“拡張キーワード”も入れておきましょう。
他にも、キーワードの自然な配置の為に、「名刺を作る方法」や「印象に残った名刺TOP10]などのコンテンツを作ることもお勧めします。

④ イメージにはALT属性を記載
サイトに企業名・ロゴ・商品名などをイメージでアピールすることは数多くありますが、この場合は必ずイメージタグに「alt属性」を入れないといけません。イメージの中にある文字は検索エンジンに認識されません。

⑤ ユーザーの身になって考えること
認知度の低い企業・商品名をそのまま検索するユーザーはほぼいません。このような場合には、対象となるキーワードの設定に工夫が必要です。できるだけ一般的な単語で書かないといけません。
④のイメージを例にすると、最初から’光と闇の戦士’と検索するユーザーほとんどいないです。一般的な単語の‘RPG’・‘FF’で検索するユーザーが多いです。

Googleのキーワードプランナー調べによると、光と闇の戦士’と言うゲームのタイトルで広告する際は、月平均210件ほど検索されています。それに比べて
‘RPG’の検索ボリュームは、0.1%でも表示する事ができれば約1,500人のユーザーに見せることができます。

[4] SEO方法論のまとめ

検索エンジン最適化(SEO)の作業は、データを見ながら単純に繰り返す作業ではありません。ユーザーが何を求めているかを検索結果やキーワードで分析し、ニーズを把握する作業です。また、ウェブサイトへの訪問を引き寄せるキーワードの発掘やマーケティングの要素も非常に重要です。

このような直観的なインスピレーションとマーケティングの感覚がないと、目標に至るのは大変です。 ネットに広がっているSEO対策を機械的に自社サイトにやってみるよりは、どれが一番適当かをイメージしながら、ユーザーと相互作用できるサイトを作っていくことがマーケティングだと思います。

検索エンジン最適化を通じて、サイトが持っている潜在力を引き出す為には、質の高いコンテンツを追加すると共に、サイトにマイナス影響を与える原因を把握しましょう。そうすることによって関連キーワードでの掲載順位を上昇させ、問合せや購入が増えたら良いですね。

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