アクセス解析を始める方へ。 覚えておきたい指標を紹介
AI要約
アクセス解析とマーケティング用語に関して
アクセス解析とは何もGoogleアナリティクスだけのものではなくて、マーケティング用語や統計学的な知識など、あらゆる考え方が必要になってきます。
専門用語・指標に関しても数多くあるため、何を指標にしたらいいのか分からなかったり、指標の意味を覚えても使い方がよく分からなかったり。初めての方にとってはどんとん置いていかれてしまうといったことも考えられます。
そこで、今回はアクセス解析をこれから始める方へ向けてアクセス解析で押さえておきたい指標について紹介していきたいと思います。
アクセス解析の共通ワードに関して
先ほど、専門用語が多いと述べましたが、重要なものはそれほど多くないと思います。
基本となるものをまず押さえておけば大体の解析はできるようになります。
アクセス解析の重要ワード
PV
もっとも基本的な指標がこれでしょう。ページビューと読みます。
意味はとても簡単で、サイト内のページが何回表示されたのかを示す指標となります。
PVに関してはメニュー画面の全てのページから確認することができます。
セッション
PVがサイト内のページが何回表示されたかを示すのに対して、セッションとはユーザーがサイトに訪問してからサイトを離れるまでの一連の流れを指します。
セッションとはページでカウントされるものではなく、サイト全体でカウントされる指標です。サイト内のアクセス状況を示すひとつの指標としても使われますがページ/セッションのような使われ方をします。このように、他の指標と組み合わせることによって、サイトにアクセスしたユーザーが一回のセッションでどのくらいのページを見たのか分析することができたりします。
ランディングページ
自然検索、あるいは外部からのリンク、ソーシャルメディアなど、ユーザーがサイトにアクセスする経路は様々です。したがって、サイトへアクセスするユーザーは毎回TOPページから流入してくるわけではありません。
ちなみに、新規ユーザーに関しては記事ページやカテゴリページなどから流入してくることが殆どです。そして、ユーザーがサイトにアクセスした際に起点となるページがランディングページとなります。
*ここでいうランディングページとは、お問い合わせ目的に作られた縦長のページのことではありません。
直帰率と離脱率
webサイトにアクセスして1ページだけ見て去ることを“直帰”、他のwebサイトへ遷移することを“離脱”といいます。
また、一括りに“離脱”と呼ばれることもありますが直帰率と離脱率に関しては明確に定義が異なります。詳しくは下のリンクをクリックして下さい。
直帰率と離脱率の違いについて
平均PV数
PVをセッションで割ったもののことを指します。平均PV数を知ることで、1セッションあたりのユーザー満足度を大まかに知ることができます。
平均PV数が高かれば高いほどサイトへの関心度が高いといえるでしょう。
CTR
“クリックスルーレイト”と読みます。検索結果に表示されてどのくらいクリックされたのかを示す指標です。サイトによってはバナー広告などでwebサイト上に表示されたりして、どのくらいの確率でクリックされたのかを示す際にも使われます。または、別ドメインへのリンクへどれだけ遷移したのかを示す際にも用いられます。
インプレッション
インプレッションとは、厳密に言えば表示回数とは異なります。厳密にいうと、インプレッションとは広告がサーバーからどれくらい呼び出されたのかを示す指標となります。
CVR
CVRとは、サイトの目標達成率を示します。運営するwebサイトによって目的は様々です。例えば、サテライトサイトから別ドメインへの遷移が目的の場合もありますでしょうし、バナーのクリック数を目標として設定しているかもしれません。
CVRに関してはアクセス解析ツールから運営サイトの目標にふさわしいものを設定していくのがオーソドックスな解析手法でしょう。
CVRの数値が高ければ高いほど、効率的に成果をあげることができていると考えていいでしょう。
まとめ
今回は初心者が押さえておくべきアクセス解析の指標について解説しました。他にも重要な指標はありますが、とりあえず今回紹介した指標は最も基本となりますので絶対に押さえておいてください。