【「Apache」が気になる!初心者さんに向けた「Apache」解説】

目次

システム開発に導入するwebサーバを検討する際には必ず候補に挙がる「Apache」。その理由はWebサーバの中で長い歴史を持つこと、汎用性が高いこと、オープンソースであることの三点が主に挙げられます。しかし、そのほかにも「Apache」がアップデートされた1995年から20年以上も選ばれ続けた理由が多くあります。今回は、そんな「Apache」の基本情報について紹介していきます。

また、「Apache」の前にwebサーバソフトとはどのようなものかがそもそも分からないという方にも読んでいただけるよう、より初心者向けのコンテンツをご用意していますので、是非最後までご覧ください。

「Apache」とは何か

正式名称は「Apache HTTP Server」

1995年に最新のアップデートが行われたにもかかわらず、20年以上が経った今でもなお使われている「Apache」は細かなアップデートを繰り返しながら世界中のエンジニアに選ばれ続けています。企業から個人まで様々な用途で活用されており、webサーバの検討の際には必ず候補に入るwebサーバで間違いないでしょう。特徴としては

・Webサーバの中で長い歴史を持つ

・汎用性が高い

・オープンソースである

こと等が挙げられます。また、そのほかにも

・処理速度が速い

・機能が豊富

等の特徴があります。これらについてはこの後の「Apache」が抱えるメリットとデメリットのコンテンツで詳しく解説していきます。

そもそもwebサーバって?

webサーバとは、webサイトやwebサービスのファイルを閲覧者や利用者に提供するコンピュータのことです。画像ファイルや動画ファイルなどの様々なファイルを搭載するWEBサイトのデータは安全かつ適切にweb上に保管される必要があります。そのため、自分にとって安全かつ使用しやすいwebサーバを選択し、利用しなければなりません。webサーバには「Apache」の他にNginxやLiteSpeed、IIS等があります。

「Apache」が抱えるメリットとデメリット

「Apache」が抱えるメリット

上述したように「Apache」には汎用性が高い・処理速度が速い・機能が豊富・オープンソースである等の使用に関するメリットがあります。特に最後のオープンソースであることはユーザーにとっては非常に嬉しい点で、無料でwebサーバを使用したいと考えているユーザーはまずこの「Apache」の利用を検討すると良いでしょう。また、20年以上の細かいアップデートを経て「Apache」は自由にユーザーが機能を拡張できるツールへと進化してきました。この自由度の高さも人気の理由の一つであり、カスタマイズすれば自分の利用しやすいツールへと変化させることができます。最後に、処理速度の速さには定評があり、大きなwebサイトの運用でもストレスなくかつ安全にユーザーのデバイスにデータを提供することができます。

「Apache」が抱えるデメリット

「Apache」が抱えるデメリットの最たるは保証が存在しないことです。オープンソースという特性には無料で利用できるという大きなメリットとそれ故保証が存在しないという大きなデメリットの両方があります。とはいえ20年以上育てられてきたwebサーバですので、トラブルシューティングは充実していると言えます。リスクを避けたい方は別の保証ソフトウェアを「Apache」と同時にダウンロードしておくことをおすすめいたします。

「Apache」は結局どんな人に向いているの?

これまで「Apache」の特徴やメリット・デメリットについてお伝えしてきましたが、結局どんな人に向いているwebサーバであるのか。結論は「大きなwebサイトを運営している企業または個人」になります。理由としては

という点になります。そのため、もちろんこれからwebサーバを導入するという個人様にとっても利用しやすいソフトウェアであることは間違いありません。ただ、一度に多くのユーザーがサイトを利用すると重くなるというデメリットがあるため、複数のユーザーが一度にログインするようなページ構成のサイトにはマッチしないと言えます。

まとめ

「Apache」は歴史の長い、世界中で多くのユーザーが使用するソフトウェアです。やはりオープンソースであるため、利用へのハードルが低く、より多くのユーザーにリーチすることができます。保証の部分で不安がありますが、他のソフトウェアとうまく併用することでリスクを最小限に押さえる方法も確かにあります。webサーバをご検討の際には是非「Apache」を候補に入れることをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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