ランディングページの見方と使われ方
ランディングページは広義に二つの意味を持ちますが、Googleアナリティクスでいう“ランディングページ”はお問い合わせ専用に作られた縦長のページではありません。Googleアナリティクスでの“ランディングページ”とはユーザーがサイトにアクセスしたページのうち、ユーザーが最初にアクセスしたページのことを指します。例えば “東京 観光”で検索してみるとします。
1位にツアーサイトが出てきました。URLがhttps://www.travel.co.jp/guide/matome/93/となっているので、このディレクトリにある1つのページが“ランディングページ”として計測されます。Googleアナリティクス上では/guide/matome/93/と記録されます。
ちなみに、Googleアナリティクスにおける“ランディングページ”はボリュームゾーンを把握する他、SEO対策の効果を検証するのに使われます。
ランディングページの確認方法については下記を参考にしてください。詳しくはこちら
閲覧開始回数の見方と使われ方
ユーザーが検索エンジンで検索を行う際に全てのページがTOPページとは限りません。よって全てのページが“ランディングページ”となり“閲覧開始回数”が記録されます。つまり閲覧開始回数とは、サイトを訪問した際に、そのページが入り口になった回数のことを指します。
少し勘のいい人は気づいたかもしれませんが、閲覧開始数はランディングページのセッションと同じ数字になります。少し余談になってしまいますがgoogleアナリティクスの項目に“ページ別訪問数”というものがあります。これもまた紛らわしい指標なので一応説明しておきます。ここではユーザー①とユーザー②がいると仮定します。
ユーザー②のセッション
上の2つのセッションの場合ページCの閲覧開始数は0となります。
一方ページ別訪問数は2となります。ページ別訪問数は1セッションあたり計測する対象のページが表示されたか否かを表す指標なので上の例でいうとページ別訪問数は2となります。
ここで少し注意点があります。仮に上の例でユーザー①もしくは、ユーザー②のいずれかがページCを複数回閲覧したとしてもページ別訪問数は2のまま変わらないです。
今回は割愛しますが、閲覧開始回数の見方については下記を参考にしてください。
閲覧開始回数が多いページは一般的にはブックマークされていたり上位表示されていたりするケースが考えられます。こういった場合、ページの参照元や流入キーワードは是非把握しておきたいところです。また、冒頭で述べたようにセッションとの違いは非常に紛らわしいのでこちらを確認してみてください。
まとめ
今回はGoogleアナリティクスの紛らわしい指標“ランディングページ”“閲覧開始数”について紹介しました。余談で少し紹介した“ページ別訪問数”についても紛らわしい指標ですが、間違えると大きく数字が異なってしまう場合があります。
より正確にアクセス解析を行うのであれば基本的な指標はまず押さえておきたいところです。