多いほうが望ましい？ページ更新頻度と検索順位について

2024.03.08

SEO

#google検索順位 #SEO内部施策

更新頻度を上げるとSEO的な効果が期待できるとよく聞きます。更新性と一言に言ってもどこまでを“更新”とするのかに関して少し疑問を抱く人もいると思います。例えば、毎日のようにページ上の一行だけ修正する行為も、捉え方によっては“サイトを更新している”ように見えます。またページの更新日時に関しては、投稿日時を変えるだけで済むので一瞬で終わります。

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日付と検索順位の関係～どこまでが“更新”といえるのか

果たしてこういった行為は“更新”として見なされるのでしょうか？また、運営者の中には、日付だけを最新にすることでサイトの更新頻度が向上し、その都度検索エンジンから評価されてしまっていたのでは、内容が薄いコンテンツであっても高評価を獲得できてしまう。
よって検索エンジンから評価されなくなるのではないかと疑問を抱く人もいるかと思います。確かに、検索結果がそうなってしまったらユーザーにとって不本意です。
実際のところどこまでが“更新”といえるのでしょうか。今回はページの更新頻度に関して解説するとともに、検索順位に与える影響について紹介していきます。

SEO対策におけるページ更新頻度

更新頻度について誤った認識をしているがために、既に作成したコンテンツを毎日のように更新すればいいと考える運営者もいることでしょう。ここで少し面白い記事があるので紹介します。

こちらの記事は比較的最近書かれたもので、ページの更新頻度について疑問に思ったユーザーがGoogleのゲイリー氏の発言内容について考察したものです。記事の内容に関しては、変えずにサイトの更新日時だけをひたすら変えるとどうなるかについて紹介されています。
こちらの記事で紹介されたゲイリー氏の発言内容をまとめると下のようになります。

“私の見解として、検索順位に悪影響を及ぼすことがあるよ。ページの内容を変えずに日付だけが偽装されたものはもう信じない。このご時世、何かを検索すれば常に新しいニュースが検索結果に表示されるようになっているでしょう。この仕組みは、ユーザーが検索したキーワードに対して、ページの内容が新しいものなのか否かを判断材料として既に組み込んでいるんだ。”

つまり、ページの更新頻度に関しては、ごまかしが効かなくなってきているようです。
しかし、ごまかしが効かなくなったといっても、毎日更新されているものと殆ど更新されていないものとでは検索順位への影響は違います。このことはGoogleガイドラインでもはっきりと明記されています。

そして更新頻度に関してはこちらから、Googleのマット・カッツ氏が言及しているのを確認することができます。

どうやらページ単位での日付更新ではなく、サイト単位で更新を行い、良質なコンテンツを追加しないと検索エンジンからは評価されないようです。マット・カッツ氏の発言からは、単純に更新ページ数が多いだけで評価に直結することはなく、大幅な順位上昇は見込めないと捉えることができます。
検索順位を大幅に上昇させるには、ページ数が多いことで自然リンクが増え、結果的に良いコンテンツとして見なされなければならないと考えたほうがいいでしょう。更新頻度に関しても同様に、内容が最新のもので検索ユーザーにとって有益であれば自然リンクとしてシェアされ検索順位が上昇すると考えたほうがいいかもしれません。

まとめ

今回はサイトの更新頻度と検索順位について紹介しました。webサイトを運営している人の中には、単にサイトの更新日時を操作することで更新頻度の向上に繋がると考えている人や、ページ内を行単位でリライトするだけで更新と考えている人もいるかも知れません。しかし、こういった更新頻度に関するごまかしは効かなくなっているのが現状のようです。また、ページ更新に関しては影響がないわけではありませんが、大幅に検索順位を上げたいと考えているのであればソーシャルメディア上でシェアされるなどの“ユーザーからの評価”を獲得していかなければならないといえるでしょう。