どっちがいい?画像リンクとテキストリンク

まず、リンクタグとはアンカーテキストのように、対象ページのURLと文字を組み込むものです。リンクタグには下のようなものがあり、別ページへ遷移させるもののことを指します。 <a href=”URL”> <文字 > < link rel=”文字” href=”URL” =””> 上のように、どこかのページへリンクを貼る際は、もちろん文字だけの場合もありますが、リンク先ページの画像を貼る場合もあります。画像リンクとも呼ばれますが、機能的な面では別ページへ遷移するという意味でテキストリンクと変わりありません。機能的な面では2つとも同じですが、検索順位に与える影響に関しては物議が醸されてきました。

目次

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リンクタグについて

ちなみに、10年程前に書かれたこちらの記事では物議が醸されていました。こちらはWebmasterWorldのフォーラムでのやり取りで、画像リンクとテキストリンクのSEO的な効果について議論がされています。

上の人は“画像リンクとテキストリンクについて何回か議論を行ったが、画像リンクは発リンク先にリンクパワーを与えないことを確信した”と発言しています。そしてその下の人は

“すべてのリンクには価値がある、問題はリンクそのものの価値の問題。テキストリンクは確かにSEO的に一番効果がある。だからといって画像リンクに全く効果がないわけではない。また、alt属性を付与している画像リンクはalt属性が付与されていないものよりもSEO的に効果が高い”

10年前はこのように、リンクタグに関してalt属性やテキストの有無についての議論が醸されていました。10年前、画像リンクはSEO的な面で効果がなかったようですが、今現在はどうなのでしょうか。今回は、画像リンクとテキストリンクについて現状をお伝えしようと思います。

画像リンクとテキストリンクが与えるSEO的な効果について

先ほど上にあげたWebmasterWorldでのやり取りから約8年が経過した2015年、Googleフォトの画像認識システムが黒人女性をゴリラと誤認してしまい非難を受けました。

上の記事から分かるように、画像認識に関しては不完全なようです。また、2016年にはTwitter上でgoogleのジョン・ミュラー氏と一人のユーザーとのやり取りが行われました。下のリンクから、一人のユーザーとのやり取りを確認することができます。

上のやり取りを見ていただければ、テキストリンクが検索順位に与える影響に関してジョン・ミュラー氏は“ずいぶん違う”と発言していることが分かります。WebmasterWorldでのやり取りから約10年が経過していますが、2016年に至っても画像リンクよりもテキストリンクの方が検索順位に与える影響が大きいことが分かります。そして、それから約2年後の2018年、Googleは画像の内容を認識するツールを導入したことを発表しました。こちらのページで紹介されているように、Google側の技術も年々向上していることが分かります。

ちなみにこちらのツールの主な機能としては下の項目があげられます。
・画像から情報の検出
・不適切な画像コンテンツの検出・画像に含まれる商品ロゴの検出
・顔検出
・検出した画像の内容から画像のカテゴリを検出

上には大まかな機能についてピックアップしましたが、他にも画像認識に関しての技術は年々向上しています。
検索順位との関係については未だ公表はされていないことから、現状は未だテキストリンクのほうが検索順位に与える影響は大きいことが分かります。

まとめ

今回は、テキストリンクと画像リンクが検索順位に与える影響について過去から現在までの事例を交えて紹介しました。一昔前までは、テキストリンクのほうが、圧倒的に効果があったようです。しかし、現状は少し変わってきているのかもしれません。今回紹介したようにGoogle側の技術力も年々向上していることから、画像を正確に認識するようになる日が来るかもしれません。テキストリンクのほうが検索順位に与える影響は大きいことに変わりはないようですが、画像リンクをテキストリンクに変えたからといって検索順位が大きく向上することは少ないのではないでしょうか。

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