モバイルファーストインデックスの施行について

目次

AI要約

speaker play pause
speaker play pause
ChatGPT4で要約生成中

モバイルファーストインデックスは2018年まで施行されない模様

GoogleのGary Illyes氏は下記のように発言しました。

モバイルファーストインデックスが施行されるのをSEO関係者は何年も待ち望んでいたことでしょう。しかしながら、Gary氏でさえモバイルファーストインデックスがいつ施行されるのかに関して正確にはまだ分かっていません。

以前は2017年末施行とされていましたが、今のところいつ施行されるのかに関しては検討がつかない段階のようです。おおよその目処として2018年以降とされていますが、施行されるのは何ヶ月も先のことになるようです。
施行が遅れた原因として、Google側はいかにしてモバイル向けページの評価を基準に検索結果に反映させるのかについて検証を行っている段階にあるからです。
つまり、事前準備に時間を費やしていることが施行を遅らせている原因のようです。事前準備に時間を費やしている理由として下記項目があげられます。

・未だにモバイルサイトに貼られているリンク数はPCページに貼られているものより少ない。
・未だに多くのサイトにrel=canonicalやrel-annotationsなどのタグが欠けているため、モバイルサイトとしてインデックスされていない(モバイル非対応な)状況にある。

モバイルファーストインデックスが施行されたとしても、PCサイトが圏外になるということではなく、あくまでもモバイルサイトを優先的にインデックスすることであり完全に移行するまではおそらく5年ほどかかるようです。

モバイルファーストインデックスに向けた対策

この数ヶ月でGoogleアルゴリズムは多くのアップデートを行ってきました。結果として、SEO対策を行いクロール数・インデックス数を向上させ、オーガニックユーザーを増やすためにも多くの項目について分析を行い、考察していかなければならなくなりました。
そして更には、モバイルファーストインデックスが後に導入されることからも現在モバイル仕様のサイトは増加傾向にあります。今後、PCサイトに限らずスマートフォンサイトに関しての解析を行うことがますます重要になってきます。

そこで、今回はモバイルファーストインデックスに向けて、今後気をつけなければならないポイントについて解説します。
以下がモバイルクロールに関しての解析法です。

・サーチコンソールを開き、Fetch as Googleを用いてモバイルサイトか否か検証を行う。
・Screaming Frog SEO Spider, OnPage.org, Botify, Deepcrawl, Sitebulbなどのフリーソフトを用いてクローラーが貴社のサイトをどのようにクロールしているかについてのシミュレーションを行う。
・Spider configurationを用いてJavascriptで構成されているかどうかのチェックを行う
・SEMrush, Ahrefs, Moz Keyword Explorerなどのソフトを用いて、キーワードに対して構造化されたサイトであるかの確認を行う

canonical/アノテーションタグの使用方法

対象ページ(URL:http://www.○○.com/)の場合
PCページの各に
スマホページの各に モバイルファーストインデックスに向けた対策として、rel=canonicalやrel-annotationsなどのタグでクローラーに認識させ、ユーザーにとって適切な検索結果を表示させてあげましょう。

まとめ・考察

最近では、多くのユーザーがモバイル端末から検索を行うようになってきています。しかし、現段階では未だにPCサイトを元にした評価基準となっています。デスクトップ版のサイトのみの場合、引き続きデスクトップサイトをインデックスします。スマートフォン・PCサイトの両方を有している場合は、以下の方法でサイトをクローラーに認識させましょう。

お問い合わせ

    この記事も読まれています
    記事一覧へ