フロントエンドエンジニアが 今後意識するべきこととは
フロントエンドエンジニアとは何かご存知ですか?ここ数年でよく聞く言葉だと思います。 それに対して“コーダー”という言葉も使われていますが、“コーダー”と“エンジニア”は何が違うのでしょうか。 コーダーがHTMLやCSSを使ってwebサイトのフレームを作るのを主な仕事内容としているのに対し、エンジニアはデータベースの設計からプログラミング言語を使ったwebサイトの仕組みの設計を行う人のことを指します。そして、フロントエンドエンジニアとは一般的に、プログラミング言語を扱えるスキルを持った人を指し、それらを生かしてwebサイトを構築することができる能力を持った人のことを指します。 フロントエンドエンジニアにとって必要なスキルは数多くありますが、技術面ではphpの設計力があげられるでしょう。さらには、状況が変化した際にも柔軟に対応できる能力や、最新の技術にキャッチアップしたりする学ぶ姿勢も求められます。 今回は、フロントエンジニアが今後知っておくべき知識に関して解説していきたいと思います。
AI要約
フロントエンドエンジニアという言葉が生まれた背景
webサイト制作の業務内容を下の6つに分類するとします。
① HTML設計
② CSSコーディング
③ SEO
④ CMS(word pressなど)
⑤ javascript
⑥ API(webサービス)
コーダーといってもプログラミング言語まで扱える人もいれば、そうでない人もいます。
従来、コーダーとは①~②が仕事内容でしたが、web制作技術の多様化(CMSの普及やjQueryの開発など)により、④以降の一部をHTMLコーダーが担当するケースが生じるようになりました。しかし、これは従来の“コーダー”の作業範囲から外れてしまいます。
よってコーダーとの違いを明確にするために“フロントエンドエンジニア”という言葉が生まれました。
今までのHTMLコーダーとしての業務内容も視野に入れながらCMSの構築、java scriptの設計ができる人をフロントエンドエンジニアと位置づけることで、明確な線引きを行い現場での混乱を回避するために用いられるようになりました。
フロントエンドエンジニアになるには
前述の通り、フロントエンドエンジニアはjava scriptやphpの構築やカスタマイズを行うエンジニアのことを指します。フロントエンジニアになるのに資格は必要ありません。
しかし、フロントエンジニアとして働こうと考えているのであれば、資格を取得しておけばアピールポイントになります。
フロントエンジニアにおすすめの資格
・webクリエイター能力認定試験
webクリエイター能力認定試験はwebサイトのコーディングスキルを試す試験として学生から仕事としてwebデザインを手がける社会人の方までを対象としています。
こちらの資格ですが、スタンダードとエキスパートの2種類があるのでレベルに合わせた試験を受けられるようになっています。
・HTML5プロフェッショナル認定資格
こちらの試験に関しては、javascriptに関する知識と技術を試す試験となっています。試験には初級と上級の2種類があり、静的コンテンツ作成から動的コンテンツ作成の技術レベルを問う内容となっています。webデザイナーの間では結構人気の高い試験で、ITmediaでは“今後取得したいベンダーニュートラル資格”で1位に選ばれるほどです。
フロントエンドエンジニアに必要な知識と技術
最近のweb制作を取り巻く環境は、昔と比較して大きく変化しているのが実状です。
(例)CMSを使ったサイト
そして、javascriptを使った手法・テンプレートが多く出回っています。
(例) このように、時代が進むにつれて新しい技術が生まれます。
よって、技術的な選択肢が増える中で先人のやり方を学びつつ、常にアンテナを張り最新の技術にキャッチアップしていく能力が必要です。
そしてそれらに加えて、クライアント側が求めるニーズに応えるために最適な手法・方法を導き出すことが求められます。
まとめ
今回はフロントエンドエンジニアについて解説しました。フロントエンドエンジニアという言葉が生まれた背景はweb制作技術の多様化によるものといえるでしょう。
今回は割愛させて頂きましたがテンプレートが多く出回っている今日、昔と比較すると制作自体は楽になってきたと言えます。しかし、技術が多様化したがために、最適な手法・技術を導き出していく力が今後ますます重要になってくるといえるのではないでしょうか。