ユーザーの滞在時間を取得しリターゲティング広告を成功させよう

広告経由や自然検索でサイトを訪問してくるユーザーにはそれぞれ目的別にいくつかのパターンに分けることができます。その中でも広告配信のターゲットとして見極めるべき点は、「成約に繋がりやすいユーザーか否か」いう部分です。 リマーケティングしているユーザーがそもそもターゲットでない場合、無駄な配信になってしまいます。 ではどういったユーザーを意識し、どういう観点で配信を進めれば良いのでしょうか。

目次

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そもそもどんなユーザーがいるの?

ここで注目したいのが滞在時間です。そもそもサイトへ訪問するユーザの中には、内容に興味がなくすぐにサイトを出てしまう「直帰ユーザ」と、成約に繋がる可能性の高い「見込みユーザ」が存在しています。

これらのユーザーの大きな違いは、サイトに興味があるかどうかです。興味がある場合、つまり見込みユーザーの場合にはサイトの滞在時間は当然長くなります。一方、興味のないユーザーはすぐにサイトから出てしまうでしょう。
では、これの滞在時間を踏まえることでどのようなリマーケティングが可能になるのでしょうか。

通常のリマーケティング

通常のリマーケティングでは、直帰ユーザーと見込みユーザーの両方に広告を配信することになります。その際、当然直帰ユーザーへの配信は無駄な配信に繋がる可能性が高いですよね。
もし仮に直帰ユーザーへの配信をなくし、見込みユーザーのみにターゲットを絞り配信ができれば獲得効率は格段にアップするはずです。

滞在時間で追跡するかどうかを判断

では具体的に、サイトへ訪問したユーザーをふるいにかけより確度の高い見込みユーザーだけにリマーケティング配信をするにはどうしたら良いでしょうか。
それは、タグの動作の発生タイミングを遅らせることで可能になります。
そもそもリマーケティングの仕組みとはサイトへ訪問したユーザーに対し埋め込んでいるタグが動作し、ユーザーにサイトを訪れたという印を一時的につけます。
これをクッキーの付与といいます。
このクッキーの付与をすることで初めてユーザーの追跡が可能になります。
この際、鍵となるがタグが動作するタイミングです。
特に何も設定をしていない場合、ユーザーがサイトへ訪問した瞬間にタグが動作しクッキーが付与されます。
実はこのタグが動作するタイミングを、ユーザーがサイトへ訪問した◯秒後、◯分後というように変更することが可能なのです。
これにより、「直帰ユーザ」と成約に繋がる可能性の高い「見込みユーザ」を分けてリマーティングすることが可能です。
その際に重要なのが、「どのタイミングでタグを動作させるのか」です。
サイトへ訪問したユーザーの中で、どのくらいの時間サイトに滞在しているユーザーが成約に繋がりやすいのかをデータから分析し、実際にタグを動作させるタイミングを最適化していきます。

これは商品やサイトによって大きく異なってくる可能性が非常に高いですが、失敗すると機会損失になってしますので注意が必要です。
例えばA社のサイトは、成約(CV)につながっているユーザーの約7割がサイトに訪問後1分以上の間サイトに滞在していたユーザーだとします。このデータを元に考えると1分以上滞在しているユーザーのみにタグを動作させることにより、成約率(CVR)は改善されますので、費用対効果は良くなります。

まとめ

このようにリマーティングをただするのではなく、より効率よく行っていくことで全体の獲得効率を高くしていくことが可能になるんですね。
設定は少し面倒かもしれませんが定期的にこういった部分の見直しを行うことで、さらなる効果改善が見込めることでしょう。

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